hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【2】 SL列車とレトロ駅訪問の旅・・・大井川鐵道 2010(2)金谷駅周辺散策 牧之原公園&金谷駅から新金谷駅へ。  




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(駅前の観光案内板。)

SL急行列車の発車時刻まで、少し余裕があるので、
先に、この金谷の観光名所である牧之原公園【カメラマーカー】まで行ってみよう。
国道473号線の急坂がきつく、徒歩30分程かかるので、タクシーで向かおう。
駅から約1.8km、5分程で到着する。

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駅南側の急坂の上に、牧之原公園と言う展望公園があり、そこからの眺めは大変良い。
牧之原台地の北の縁に当たる場所であり、話によると、夜景も絶景との事だ。

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(牧之原公園展望台から、大井川を望む。対岸は島田市街。)

標高は約200m、金谷と島田の町並みや、大井川に架かる大鉄橋が大俯瞰出来る。
この広大な平野は、大井川が太古の昔から作り上げてきたもので、
奈良時代の河口部は、現在の焼津市の西側まで広がり、
何本もの支流に分かれた巨大な三角州を形成していたそうだ。
また、公園下の土手には、カタクリの群生地があり、春先には可憐な小花が咲く。

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牧之原公園から西に行くと、大茶畑散策と旧東海道金谷坂の石畳を下る観光コースがある。
鉄道開通以前のメインストリートであるので、一刻、旧街道往来の頃の雰囲気に浸るのも良い。
なお、一時間半から二時間程あれば、昔の東海道風情が十分に楽しめるだろう。

一面に広がる整備された茶畑に目を引かれるが、この周辺では、「静岡の茶草場農法(-ちゃぐさば-)」
と言う伝統的農法が今も行われている。
茶の下に敷くススキや笹を刈り取る草刈り場が、茶畑と隣接して有り、この周辺の独自のものだそうだ。
平成25年(2013年)には、貴重な生物多様性も維持する事から、世界農業遺産にも認定されている。

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(牧之原台地上には、大茶畑が広がり、茶の香りが漂っている。)
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(遠くの粟ヶ岳には、檜文字で「茶」と書かれている。標高は532mとの事。)

暫く、一面に広がる茶畑の中を歩いて行くと・・・東海道金谷坂の石畳【赤色マーカー】がある。
復元石畳であるが、旧五街道では、東海道箱根峠、中山道十曲峠の「落合の石畳」と並び、
全国に三箇所のみしか現存しておらず、貴重な史跡になっている。

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(金谷坂入り口。長さは430mあり、歩くのもきつい位の急坂になっている。)

この石畳は、30mしか残っていなかったが、一人一石運動「平成の道普請」として、
山石を地元の協力で集め、430mまで延長した立派な石畳道である。
坂の途中には、旅人の往来を見守った五つ子楠や六角堂のすべらず地蔵尊がある。
なお、「すべらず」は、この急坂でも滑らない石を敷いてある事からで、
地元の受験生にも人気があるとの事。

また、近くには、戦国時代末期に徳川家と武田家が攻防した諏訪原城址、
お茶の郷博物館(入館は有料)、金谷坂下には、島田市公共施設の石畳茶屋(※)がある。

坂下まで行くと、茅葺きの旧家造りの石畳茶屋【食事マーカー】がある。
金谷や大井川、東海道の歴史等の展示の他、昔ながらの囲炉裏のある座敷で休憩する事も出来る。
SL乗車前の小休憩として、美味しいお茶をご馳走になろう(入館無料、茶は有料)。
石畳茶屋公式HP

石畳茶屋から急坂を下り、駅に戻ろう。
大井川鐵道のホームにある小さな鉄製の駅名標は、国鉄風だが、独特な感じがする。
向こう側は、東海道本線のホームになり、ホームで待つ間に、
長いコンテナ貨物列車が二本も通過して行く。

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折り返しの新金谷行きが、やって来た。
鉄道ファンならば、説明の必要は無い位の有名な車両である。
大井川鐵道では、古い電車も大切に使われており、まるで、動く鉄道博物館になっている。

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元・近畿日本鉄道16000系特急電車の椅子もそのままで、ポワンポワンと勢い良く跳ね、
床下からのコンプレッサーのコトコト音が響いてくるのを聞くと、懐かしい気持ちになる。

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(元・近畿日本鉄道16000系の車内。)

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金谷945======948新金谷
下り 普通 新金谷行き
大井川鐵道16000系2両編成
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定刻の9時45分に金谷駅を発車する。
ウィーンとした懐かしいモーター音と共に、東海道線に暫く寄り沿い、
レールのジョイントを踏みながら、時速40km位で、島田方にのんびりと走って行く。
忙しく走り抜ける東海道本線の列車とは、全く反対の光景が面白い。
此処は高台であるので、金谷の街並みが、木立から見え隠れしている。

元・近畿日本鉄道の高性能な特急用電車であるが、大井川鐵道の架線給電状況に合わせ、
吊り掛け式電車並みに加速性能を抑えて運転している。その方が、車両も痛まなくて良いだろう。

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(金谷駅から新金谷駅間。)

暫く、東海道線と並走した後、20‰の急勾配を下りながら大きな左カーブを曲がり、
高架橋を潜って、大きな車両区が見えてくると・・・3分程で、新金谷駅に到着する。

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(新金谷駅1番線に入線する。)



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(※)その後、地元民間企業に委託された模様。

2015年11月21日再編集
2016年6月26日再編集(文体変更・文章追加・画像整理)
2017年3月14日再編集(画像調整)

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category: 大井川鐵道本線2010 全15話

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