hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【65】哀愁の国鉄ローカル線を追って・・・樽見鉄道(8)樽見鉄道の鉄道橋  


此処で、樽見鉄道の主な鉄橋について。纏めてみようと思う。
樽見鉄道は、根尾川を何度も鉄橋で渡り、これも大きな見所になっている。
なお、揖斐川に1つ、根尾川本流に10つ、根尾川の支流に6つ(※)の橋が架かっている。
手持ちの記録写真を、国土地理院の1/25,000地図に、照らし合わせてみた。

◆樽見鉄道樽見線の主な鉄道橋一覧◆

・根尾川本流の鉄道橋は、最下流から、第一、第二・・・根尾川橋梁と名称が付く。
・特記無き、鉄橋とレールの間は、木枕木で開床式(下の川面が見える)。
・レールの間に、保線用の板通路がある。
・特記無き、トラス鉄橋は、平行弦スルートラス構造。
・国土地理院1/25,000地図に未掲載の小川、綾部駅以南の農業用水と思われる川や、
 農道等を跨ぐ小橋は未調査。
・調査は、2010年5月上旬の訪問時。

(※)走行中の記録写真を入念に調査したが、実際との相違の場合は、ご容赦願いたい。

名称橋タイプ架橋時期・区間特記
揖斐川橋梁
(樽見鉄道)
トラス鉄橋
(曲弦型)
国鉄時代
東大垣〜横谷間
下流側に通路部
床面鉄板張り
元国鉄・御殿場線の橋梁
大垣方から1連目は大正5年
(1916年)製造の
川崎造船製で、
これのみ平行弦型
2〜6連は明治33年(1900年)
製造のAアンドP・ロバーツ製
の曲弦型とのこと
支流と道路を跨ぐ橋
※名称は不明
不明国鉄時代
織部〜木知原間
一本目のトンネルの
手前盛土部
道路と支流を両方跨ぐ?
支流は土管で、
トンネルの可能あり
道床はバラスト
コンクリート橋かも?
支流の橋
※名称は不明
不明国鉄時代
織部〜木知原間
木知原駅ホームの
南端の下にあり
道床はバラスト
コンクリート橋かも?
第一根尾川橋梁ガーター鉄橋
とトラス鉄橋
国鉄時代
木知原〜谷汲口間
谷汲口駅ホームから
トラス上部が見える
下流側に通路部
床面鉄板張り
トラス部は元東海道本線の
木曽川橋梁を移設
明治43年(1910年)製造の
アメリカンブリッジ社製
支流の橋
※名称は不明
コンクリート橋国鉄時代
谷汲口〜神海間
谷汲口駅の先
片側の合流側に通路部あり
道床はバラスト
第二根尾川橋梁ガーター鉄橋国鉄時代
谷汲口〜神海間
鉄橋上でカーブあり
下流側のみ通路部あり
通路部のみ床面鉄板張り
支流の橋
※名称は不明
不明国鉄時代
谷汲口〜神海間
神海駅手前
支流の上流側に待避所1箇所有
道床はバラスト
コンクリート橋かも?
第三根尾川橋梁ガーター鉄橋新線区間
神海〜高科間
下流側に退避所複数あり
支流の橋
※名称は不明
コンクリート橋新線区間
高科〜鍋原間
高科駅の先、踏切を越えた所
両サイド通路部あり
道床はバラスト
第四根尾川橋梁トラス鉄橋新線区間
高科〜鍋原間
鍋原駅の手前
広幅でトラス外側にも
床面が迫り出す
レールは鉄骨に固定
(枕木無し)
両サイドに通路部あり
床面は全面金網張り
第五根尾川橋梁ガーター鉄橋新線区間
鍋原〜日当間
鍋原駅の先
鉄橋上でカーブあり
観光案内あり
(下り列車は徐行運転)
レールは鉄骨に固定
(枕木無し)
両サイドに迫り出し状の
通路部あり
道床部は床面鉄板張り
通路部は床面金網張り
第六根尾川橋梁トラス鉄橋と
ガーター鉄橋
新線区間
鍋原〜日当間
根尾川の蛇行部に架橋
上流側に待避所複数あり
第七根尾川橋梁トラス鉄橋新線区間
鍋原〜日当間
根尾川の蛇行部に架橋
下流側に待避所複数あり
第八根尾川橋梁トラス鉄橋新線区間
鍋原〜日当間
根尾川の蛇行部に架橋
上流側に待避所複数あり
第九根尾川橋梁トラス鉄橋新線区間
日当〜高尾間
下流側に待避所複数あり
支流の鉄橋
※名称は不明
ガーター鉄橋新線区間
高尾〜水鳥間
ふたつのトンネルに
挟まれた場所
支流の上流側に待避所1箇所有
道路を跨ぐ橋
※名称は不明
コンクリート橋新線区間
水鳥〜樽見間
水鳥駅の手前
集落の旧道を跨ぐ
両サイドは高いコンクリート壁
両側に通路部あり
道床はバラスト
第十根尾川橋梁コンクリート橋新線区間
水鳥〜樽見間
コンクリート橋の中で
一番長い
広幅で両側に通路部あり
道床はバラスト


◆根尾川本流を渡る鉄橋について◆

【揖斐川橋梁】
東大垣〜横谷間。国鉄御殿場線から移設した。
大垣方の一連目のみ、大正5年(1916年)製造の国産川崎造船製で、平行弦型トラス。
二連から六連目が、明治33年(1900年)製造のアメリカ・AアンドP・ロバーツ社製の
輸入曲弦型トラスになっている。

IMGP5472_201701081643100cf.jpg

【第一根尾川橋梁】
木知原〜谷汲口間。東海道本線木曽川橋梁を移設。
明治43年(1910年)製造のアメリカンブリッジ社製輸入トラス鉄橋。

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【第二根尾川橋梁】
谷汲口〜神海間。カーブしているデッキガーター鉄橋。

【第三根尾川橋梁】
神海〜高科間(新線区間)。長いデッキガーター鉄橋。

IMGP5544_20170108173412997.jpg

【第四根尾川橋梁】
高科〜鍋原間(新線区間)。全面金網張り、珍しい枕木無しのトラス橋。

IMGP5598_201701081734402ff.jpg

【第五根尾川橋梁】
鍋原〜日当間(新線区間)。金山渓谷の名勝地にかかるデッキガーター鉄橋。

IMGP5546_201701081734141be.jpg

【第六根尾川橋梁】
鍋原〜日当間(新線区間)。舟山トンネルを出た先の根尾川蛇行部に架かるトラス鉄橋。
一部、デッキガーター部あり。

IMGP5551.jpg

【第七根尾川橋梁】
鍋原〜日当間(新線区間)。宇津志トンネル手前の根尾川蛇行部に架かるトラス鉄橋。

IMGP5593.jpg

【第八根尾川橋梁】
鍋原〜日当間(新線区間)。日当駅手前の根尾川蛇行部に架かるトラス鉄橋。

IMGP5781_201701091430322f1.jpg

【第九根尾川橋梁】
日当〜高尾間(新線区間)。金山渓谷の上流側入り口にあるトラス橋。

IMGP5555_20170108180426e46.jpg

【第十根尾川橋梁】
水鳥〜樽見間(新線区間)。樽見駅手前の根尾谷本流に架かる唯一のPCコンクリート橋。

IMGP5559_201701081804295d8.jpg



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2015年12月2日再編集
2016年6月30日再編集(文体変更・文章追加。画像整理)
2017年1月8日再編集(全画像再処理入れ替え)

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category: 樽見鉄道 全16話

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