hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【63】哀愁の国鉄ローカル線を追って・・・樽見鉄道(6)車窓編 日当駅から終点樽見駅へ。  




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【停車駅】〓数字;第◯根尾川橋梁、】【;トンネル
日当=】【=〓9=】【=高尾=】【=〓支流=】【==水鳥=〓10】【=1015樽見
下り13列車・普通樽見行き(ハイモ295-516・単行)
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日当駅を1分もしないうちに発車し、北側にある長い日当トンネルを抜けると、
周りの車窓はより一層、山間部の雰囲気が強くなってくる。
この付近は、駅周辺以外は開けた場所が少なく、
杉の美林が広がる典型的な日本の山間風景になっている。
なお、根尾川の蛇行は収まって、南北に細長く伸びた川谷をほぼ真っ直ぐに北上する。
最も狭い谷幅は、約150mしかない所もある。

日当トンネルを抜けて、次の右カーブを過ぎると、樽見方に接続する小さな側線と小屋がある。
この付近は、豪雪地帯でもあるので、冬期の除雪車両の退避用だろう。

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(日当駅から高尾駅間。日当トンネル先の右カーブ手前。)


(国土地理院国土電子Web・日当から高尾間。)

次の高尾駅までは、駅間距離2.2㎞で、標高差30mを上がる急勾配になっており、
エンジンもトルクを絞り出す様に唸っている。
右カーブを抜けた先の第九根尾川鉄橋と長い高尾トンネルを抜けると・・・
トンネル先の木立の中にある、高尾駅が見えて来る。

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(第九根尾川橋梁と高尾トンネル。この付近が、金山渓谷の最上流部になる。)

高尾駅でひとり下車し、ひとり乗車する。右手の林の向こうに、集落がある様だ。
駅や集落がある西岸に旧道が通っており、国道157号線バイパスは川の向こうの東岸にある。

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(高尾駅。白い小さな小花が、沢山咲いている。)

単式ホームの高尾駅を発車。
江浪トンネル、支流の鉄橋、短い水鳥トンネルと連続で抜けて、
左手にピラミッド状の大きな建物が突然見えてくると、最後の途中駅の水鳥駅(みどり-)に到着する。
この付近は、南北に細長く開けていて、水田が広がり、盛り土の上に駅がある。
遠くの川側に、真新しい住宅が数軒建っているのが、深い山中であるのに違和感を感じる。


(国土地理院国土電子Web・高尾から水鳥間。)

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(水鳥駅付近。川寄りに新興住宅地があり、驚く。)
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(水鳥駅付近の田圃。)

この水鳥は、明治24年(1891年)10月に発生した濃尾地震(M8.0)の震源地で、
その際に出来た最大約6mの高さの断層があり、観察館も開館している。
列車から見えたピラミッド状の奇妙な建物は、この地震断層観察館&体験館である。
また、この根尾谷断層は、田畑や道路を横切っており、無料で見学出来る。
地上で観察出来る活断層は、世界的にも珍しいそうで、特別天然記念物になっている。

なお、水鳥駅手前に大きなS字カーブがあるが、断層を避ける様に文化庁から要請があった為だ。
直線の多い新線区間としては、確かに、不自然なカーブになっている。


(根尾谷断層。ウィキペディア公開ファイルより、撮影者の共有許諾画像。
   撮影者;Tomomarusan)


(国土地理院国土電子Web・水鳥から樽見間。)

最後の途中駅の水鳥駅を発車する。
PCコンクリート橋の第十根尾川橋梁を渡ると、左手の奥の方に高い山が見える。
福井県との県境でもある、標高1,617mの能郷白山(のうごうはくさん)である。

橋を真っ直ぐに渡り切ると、そのまま、最後の長い坂所トンネルに入る。
緩やかに左にカーブしながら、トンネル抜けると、左手に町並みと樽見駅が見えて来る。

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(第十根尾川橋梁を渡る。左手上流方の赤い橋は、道路橋の開運橋になる。)
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(根尾川下流方。ダムが支流にひとつしか無いので、上流でも水量は多い。)

スプリングポイントを渡り、山側の一番線に入線し、終点の樽見駅に到着する。
なお、樽見鉄道のポイント横には、大きな逆J字の筒の装置があるが、
冬期のポイント凍結を防止するヒーターらしい。
火気厳禁の注意表示と貯蔵タンクがあるので、電気ではなく、石油が熱源の様だ。

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(終点の樽見駅。)



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2015年11月26日再編集
2015年12月24日加筆
2016年6月29日再編集(文体変更・文章追加・画像整理)
2017年1月8日再編集(全画像再処理入れ替え)

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category: 樽見鉄道 全16話

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