hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【57】清流長良川と奥美濃を訪ねて・・・長良川鉄道(22・最終回)美濃駅下車観光 その3 美濃旧市街 後半の部&美濃市駅から、名古屋駅へ。  




さて、この旧一番町通りの南西方向に向かって、歩いて行こう。
南西方向に更に歩くと、十六銀行美濃支店付近も、良い雰囲気が残っている。

IMGP5097.jpg
(十六銀行美濃支店付近の町並み。)

全ての旧家にうだつが有るのでは無く、うだつの無い旧家もある。
なお、うだつのある旧家は、全部で19棟あるそうだ。

IMGP5111.jpg

十六銀行の並びの先の交差点角には、旧武藤家【白色マーカー】がある。
元は鍛冶屋であり、上有知藩主の金森長近が、関からこの刀匠を呼び寄せたそうだ。
立派な家構え、うだつも立派で、後方の大きなナマコ壁のある蔵など、規模の大きさに圧倒される。

現在は、手打ち蕎麦屋「幸来家(こうらいや)」として使われている。
立て看板の横にある鉄環が付いている丸い石は、馬を繋いだ「馬つなぎ石」との事。

IMGP5113.jpg
(旧武藤家正面。)
IMGP5114.jpg
(奥行きがとても長い。)
IMGP5115.jpg

また、隣には、美濃和紙を使ったランプ等を扱う店もあり、大勢の女性観光客が集まっている。
美濃あかり館彩(いろどり)【灰色マーカー】で、店内はとても和洋折衷の幻想的な雰囲気だ
美濃あかり館彩 公式HP

なお、美濃和紙は、1300年の歴史があると言われ、
長良川の清水と和紙植物原料の良質な楮(こうぞ)から作られる。
奈良の正倉院に残る戸籍にも、美濃和紙が使われているそうだ。

IMGP5110.jpg

もっと、観たいのだが、そろそろ駅に戻ろう。
長良川の川灯台や川湊跡を観たかったが、日没間近になり、タイムリミットである。
じっくり観るならば、3-4時間位は欲しい所だ。
美濃市 公式HP
美濃市観光協会 公式HP

来た道を15分程歩き、駅に着く頃に日没となる。
駅時刻表を見ると、今度の上り美濃太田行きは、18時44分発である。
今日、名古屋から新幹線で帰京しようと思ったが、気分も良いので、延泊する事にしよう。
ホームのベンチに座り、NTTの番号案内で某ビジネスホテルチェーンを調べ、
名古屋駅中区のルートインホテルを手配した。

++++++++++++++++++++
美濃市1844======1916美濃太田
上り12D 普通 美濃太田行き
ナガラ300形(306)単行
++++++++++++++++++++

上り美濃太田行きのロングシート車のナガラ300形(306)が、定刻通りに到着する。
美濃市駅を18時44分に発車、一路、起点駅の美濃太田駅を目指す。
途中の富加駅で列車交換をして、夜闇の中を一両だけのディーゼルカーが走り抜ける。

19時16分、美濃太田駅に無事に帰ってきた。
下車する際に、運転士T氏と少し話をして、記念に1日フリーきっぷを貰おう。
長良川鉄道の運転士は、フレンドリーで対応が良く感じる。

IMGP5127.jpg
129228329038516225652_IMGP8144_20110428180220.jpg
(今日使った1日フリーきっぷは、土日・祝日限定発売で、大人2,000円になる。※)

旧国鉄越美南線こと、この長良川鉄道ともお別れだ。
長良川の清流に寄り添った素晴らしい沿線風景と、懐かしい国鉄時代の鉄道遺産、
見応えのある郡上八幡や美濃市の街並み・・・今日一日、大変楽しむ事が出来た。
また、いつの日か再訪問できたらと思う。

【長良川鉄道乗車記録】

乗車列車数・5本(下り1本・上り4本)
下車訪問駅・6駅(美濃太田駅、関駅(ホームのみ)、北濃駅、郡上八幡駅、大矢駅、美濃市駅)
途中下車観光・2ヶ所(郡上八幡、美濃市)

美濃太田6:26 下り1D 北農行き ナガラ300形(305)単行
8:34
北濃8:54 上り8D 美濃太田行き ナガラ300形(305)単行
9:31
郡上八幡14:53 上り14D 美濃太田行き ナガラ500形(503・501)2両編成
15:14
大矢16:24 上り16D 美濃太田行き ナガラ300形(306・303)2両編成
16:47
美濃市18:44 上り124D 美濃太田行き ナガラ300形(306)単行
19:16
美濃太田

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
美濃太田1926 JR高山本線 上り・岐阜行(キハ48-6000番台 2両編成)
2003
岐阜2006 JR東海道本線 上り・特別快速・豊橋行(313系5000番台 6両編成)
2026
名古屋 市営地下鉄東山線 ※時刻記録なし


徒歩、某ビジネスホテル(泊)
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

美濃太田から名古屋に向かおう。
JRの改札を通り、ホームに行くと・・・太多線と高山線の列車が、同じホームに止まっている。
車掌氏に、「名古屋まで、岐阜経由か、多治見経由か、どちらが早いですか?」と聞いた所、
「岐阜経由の方が早いでしょう。」との事で、右手の高山線上り列車に乗り込む。
キハ48の2両編成の列車は直ぐに発車し、真っ暗な中を疾走する。
なお、高山本線は長良川鉄道よりも道床が良く、あまり左右に揺れず、差を感じる所だ。

IMGP5128.jpg

40分程で岐阜駅に到着し、直ぐに接続する上り特別快速・豊橋行きに乗り換える。
木曽川の長い鉄橋を渡り、20分程で名古屋駅に到着する。
しかし、名古屋駅コンコースのみどりの窓口で調べ物をしたり、
駅前の大型家電量販店で、カメラのSDメモリーカードを追加購入していたら、
ホテル到着が22時前になってしまった。

IMGP5132.jpg

夕食は、名古屋名物の味噌カツを食べたいと思い、ホテルのフロントで紹介されて行ってみたが、
営業時間終了となっていた。仕方ないので、大通りの大手和食チェーンに入ろう。
煮込み味噌カツ定食とあさり味噌汁を注文。価格も手頃で、ご飯のおかわりは自由だ。
味は、安価な大衆向けチェーンなので、まあまあと言った感じである。

IMGP5135.jpg

(終)



にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ

(※)現在、1日フリー切符は廃止されている。画像は帰宅後に撮影。

【訪問日】2010年5月4日
【カメラ】PENTAX Optio S10

2015年11月24日再編集
2015年12月23日加筆
2016年6月17日再編集(文体変更・文章追加・画像整理)

© hmd All Rights Reserved.
記事や画像の転載、複製、商用利用等は固くお断り致します。

category: 長良川鉄道 全22話

thread: 鉄道旅行 - janre: 旅行

tb: --   cm: --