hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【35】大正ロマンと日本一の田園風景を訪ねて・・・明知鉄道(16・最終回)阿木駅から恵那駅に、そして、美濃太田駅へ。  


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【停車駅】
飯沼1728======1733阿木
下り17D列車 明智行き アケチ10形(11)単行
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17時28分発の下り明智行きに乗車し、隣駅の阿木駅(あぎ-)に、再び戻る。
飯沼駅横の踏切を越えると、直ぐに切り通しとなり、峠直下の飯沼トンネルに入って行く。

昭和8年(1933年)の開通と同時に運用が開始された飯沼トンネルは、
湧き水が多く、トンネルの掘削に大変苦労したそうだ。
トンネル内壁は、コンクリートを吹き付けるのでは無く、コンクリートブロックを成形して、
円形に組み立てる工法を採用しており、トンネル上部の土被りの圧力に耐える為、
所々に筋が入っている。

IMGP4633.jpg
(飯沼駅を発車すると、直ぐに切り通し部に入り、明知線のひとつ目の峠を越える。)
IMGP4635.jpg
(峠直下の飯沼トンネルに入る。共に最後部から、後方を撮影。)

大きく左にカーブした後、2本目の宮田トンネルと坂を下り、阿木駅に再び到着する。
陽も、大分傾いて来ているが、飯沼駅に行く際に大築堤を下る列車が見えたので、
これを記念撮影したい為だ。
上り恵那行き列車は、この大築堤を下り切った後、阿木川鉄橋付近で90度近くカーブをし、
阿木駅構内に進入して来る。

眼前には、広大な水田が山際まで広がり、向こうには、阿木川が流れる長閑な風景を眺めながら、
20分程、ホームで待っていると・・・
遠くから、「ファーン」と、周囲の山々にタイフォンが響き、山の中から、列車が下って来た。
手前の田圃の畦には、鳥が・・・サギだろうか、スペシャルゲストも一緒である。 

IMGP4638.jpg
(夕刻の阿木の大築堤を下る恵那行き20D列車。)

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【停車駅】
阿木1754==飯沼==東野==1811恵那
上り20D列車 恵那行き アケチ10形(12)単行
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時計を見ると、18時前になっている。
撮影した恵那行きの20D列車が、ゆっくりと鉄橋を渡って来る。
この列車に乗車して、起点の恵那駅に戻る事にしよう。
17時54分に発車、帰りの観光客も大勢乗っており、混雑している。
最後尾の運転席横に陣取って、過ぎ行く夕刻の風景を眺める事にしよう。

IMGP4645.jpg
IMGP4650.jpg
(飯沼駅を発車する。先程は見かけなかった、撮り鉄の鉄道ファンが、撮影をしている。)
IMGP4651.jpg
(飯沼川の狭い谷間を抜けて、東野地区の扇状地を軽快に下る。)

この阿木駅から恵那駅までの線路は、基本的に下り勾配が殆どとなる。
飯沼駅から、花無山と保古山に挟まれた狭い谷間の急勾配を抜けると、
視界が開けた扇状地を下り、東野駅(ひがしの-)に到着する。
なお、飯沼駅の標高は470m、東野駅は310mなので、一気に160mも下る事になる。
そして、東野駅先のピークを登った後、再び、長い下り坂を滑る様に走る。

夕べになりつつある、長い坂を下り切り、恵那の街並みが見えて来ると・・・
18時11分に、起点駅である恵那駅に、無事に到着する。

IMGP4654.jpg
IMGP4653.jpg

これにて、「美濃三鉄めぐりの旅」の1日目である明知鉄道の訪問終了になる。
今日は、午前10時頃から8時間程、美しい農村風景や大正ロマン薫る日本大正村、
小粋な城下町の岩村を訪問できて、十分に満足だ。
出来れば、もうひとつの急勾配駅の野志駅や田園駅の飯羽間駅も訪問したかったのだが、
自宅から恵那まで特急列車を利用するか、前泊が必要だろう。

◆明知鉄道 乗車記録◆

【乗車列車数】 6本(下り9D・17D、上り14D・16D・18D・20D)
【下車訪問駅】 5駅 恵那駅・明智駅・岩村駅・阿木駅・飯沼駅
【下車観光】  2ヶ所 日本大正村(明智駅)・岩村城下(岩村駅)

恵那11:38 下り9D  アケチ10形(11)単行
12:27
明智14:01 上り14D アケチ10形(14)単行 日本大正村観光
14:22
岩村15:24 上り16D アケチ10形(12)単行 岩村城下観光
15:34
阿木16:37 上り18D アケチ10形(11)単行
16:42
飯沼17:28 下り17D アケチ10形(11)単行
17:33
阿木17:54 上り20D アケチ10形(12)単行
18:11
恵那

今夜は、明日の長良川鉄道乗車の為、起点駅の美濃太田に泊まる予定だ。
恵那駅1番線から、18時54分発の快速名古屋行きに乗り、
多治見駅で乗り換えて、太多線(たいた-)経由で行こう。

待ち合わせの間に、中央東線では引退したEF64重連の下り貨物列車が通過し、
快速列車の乗車直前に日没となった。

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【乗車経路】
恵那18:54 JR中央西線 上り快速名古屋行き
19:22         (213系8両・H3編成 クハ212-5003乗車)
多治見19:30 JR太多線 下り美濃太田行き(2両編成 キハ11-123乗車)
19:59
美濃太田
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日没になり、真っ暗な夜闇の中を、列車は走って行く・・・。
8両編成の213系電車であるが、車内はガラガラで、あまり乗客が居ない。

30分程で多治見駅に到着し、太多線に乗り換えると、帰宅する通勤通学客で混んでいる。
辛うじて、クロスシートの一角に着座出来、約1時間で美濃太田駅に到着。

IMGP4658.jpg
IMGP4663.jpg

今夜は、南口駅前のシティホテル美濃加茂に予約を取ってあるので、難なくチェックインする。
荷物を部屋に置いた後、外に夕食に出かけよう。
シティホテル美濃加茂 公式HP

(終)



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【訪問日】2010年(2010年)5月3日
【カメラ】PENTAX Optio S10

2016年1月24日再編集
2016年5月31日再編集(文体変更・画像整理)

【参考資料】
中津川市 公式HP 阿木事務所

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category: 明知鉄道 全16話

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