hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【28】大正ロマンと日本一の田園風景を訪ねて・・・明知鉄道(9)明智駅下車観光 日本大正村[その4]街道辻&城下町岩村へ。  




明智郵便局前【郵便マーカー/A地点】から、更に、南北街道を南に歩いて行く。
今日は、お祭りなので、駐車場等の空きスペースに、出店が沢山出ていて大変賑やかだ。
先程のチンドン屋をはじめ、大道芸、紙芝居、昔懐かしいゲームコーナーや
地元有志の人達の戦国時代の甲冑武士行列もあり、イベントが目白押しになっている。

IMGP4409 (1)
(南北街道の町並み。古い建物と新しい建物が混在する感じである。)


(グーグルマップ・明智郵便局前からストリートビュー。)

暫く、古い商店が軒を連ねた中を歩いて行くと・・・
南北街道と中馬街道(ちゅうま-)のふたつの主要街道の交差点、所謂、「辻」に差し掛かる。
左の細い道が中馬街道、右の大きい道が歩いて来た南北街道になる【カメラマーカー】。
この辺りは、街道時代の中心地で、建物が道の形に合わせて、細くなっているのが面白い。
この辻から、南は奥三河・岡崎へ、北は木曽・中山道へ、東は信州の伊那・塩尻・長野へ、
西は尾張へと結んでいたのである。
マピオン電子地図 (南北街道と中馬街道の街道辻)

IMGP4411_201701101618459d6.jpg
(辻から、南北街道の北行きを望む。左の小道が、中馬街道の西行き。)
IMGP4413_20170110161847427.jpg
(辻近くの古い商店。)

東の伊那方に行く中馬街道には、古い佇まいの旅館【赤色マーカー】がある。
「旅館さつき」の看板があり、部屋数5室のみの大正時代建築の純和風旅館になっている。
庭園や檜風呂もあるそうで、一度、泊まってみたい所だ。

IMGP4410_2017011016184425e.jpg
(旅館さつき。)

西の尾張方に行く細い路地の中馬街道を少し入ると、うかれ横町【黄色マーカー】という所があり、
渡り廊下が道の真上に架かっている。

明治から大正の生糸生産が全盛の頃、この辺りは歓楽街で、表の南北街道沿いは料亭が並んでいた。
右にある芸妓置屋から、左にある料亭の席へ芸妓が通った空中廊下だそうで、
学術的・民俗学的にも大変珍しいそうだ。

IMGP4416_20170110161848adc.jpg
(うかれ横丁の渡り廊下。)



まだ、沢山の見処があるが、時間も少ないので、駅に戻る事にしよう。
他に、大正時代の病院(現・回想法センター)、おもちゃ博物館、遠藤家屋敷跡や資料館などがある。
3時間程度あれば、代表的な場所は観光出来、じっくり見るならば、半日以上必要だろう。
日本大正村公式HP

++++++++++++++++++++++++
【停車駅】
明智1401==野志=山岡=花白==1420岩村
上り14D列車・恵那行(アケチ10形(14)・単行)
++++++++++++++++++++++++

徒歩十数分で、明智駅に到着。時刻は丁度14時前・・・
恵那行き上り列車が停まっていて、エンジンを起動している。
若い駅員氏が「もう、出ますよ〜。」との事で、急いで乗り込む。

IMGP4466.jpg
(明智駅に戻る。)

直ぐにドアが締まり、警笛が一声後に列車は発車、若い駅員氏が見送ってくれる。
この明智とも、お別れになる。今度はもっと時間を取り、下車観光したい所だ。

IMGP4470_20170110161853d6b.jpg
(明智駅を発車する。最後部から、後方を撮影。)

復路は、往きの車窓からロケハンした際に、良さげに感じた駅を訪問しよう。
エンジンは全開で、30‰(パーミル)の明智の急坂を一気に登る。
車内は立ち席が若干出る程度、最前部は子供達が楽しそうに見ているので、
最後尾で過ぎ行く車窓を見ながら、岩村駅まで行く事にする。

車両は、ロングシート車のアケチ10形(14)、運転席の走行キロ計を覗くと・・・557,045km。
平成11年導入車なので、年間走行は約5万kmとなり、1日当たり平均3往復程度の運用の様子だ。

急坂にある野志駅を過ぎ、山岡駅を発車する。
この山岡駅は、行政機関の窓口、レストランや土産店が併設された駅舎になっている。
この辺りは、寒天が特産品だそうで、天然細寒天の生産量は、国内シェア90%の日本一との事。
また、恵那寄りの側線には、旧型の気動車が置いてあるが、倉庫になっている様子だ。

IMGP4477_2017011016185434c.jpg
(山岡駅。最後部から、後方を撮影。)

温泉町の花白駅を出発して、春の昼下がりの中、狭い谷間の木陰の勾配を登る。
この付近も、とても長閑で、良い山里風景になっている。

IMGP4484 (1)
(花白から岩村間の田園風景。)

棚田の奥にも、小さな集落がポツンとある風景は、とても日本的に感じる。
田植えは、まだの所と終わっている所があり、幾つかの田植機が動いている。
野志駅先の峠からは、ずっと下り勾配の為、列車は結構なスピードだ。

IMGP4483 (1)
(棚田が奥に続く。)

下り勾配が緩やかになり、広大な田園地帯が左右に広がってくると、
そろそろ、岩村駅に到着する。



時刻は14時20分、乗車時間は20分程で、岩村駅に下車する。
駅舎側の下りホームに、大勢の観光客を乗せた下り明智行きのアケチ10形(11)が、
先に到着していて、此処で列車交換になる。

IMGP4492_20170110161857b73.jpg
(岩村駅の下り2番線に到着。)

明智から乗車して来た、恵那行きの上り列車のアケチ10形(14)が先発する。
その後、下り明智行き列車も、タイフォンを鳴らした後に発車して行く。
この時刻の明智行き列車も満員である。

IMGP4493_20170110161859b02.jpg
IMGP4494_20170110161900514.jpg
(下り明智行き列車と交換する。)



にほんブログ村鉄道ブログ鉄道旅行へ

2016年1月23日再編集
2016年5月30日再編集(文体変更・画像整理)
2017年1月10日再編集(画像再処理入れ替え・画像追加・文章追加)

【参考資料】
現地観光案内板・解説板

© hmd All Rights Reserved.
記事や画像の転載、複製、商用利用等は固くお断り致します。

category: 明知鉄道 全16話

thread: 鉄道旅行 - janre: 旅行

tb: --   cm: --