hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【166】信州松代、あるローカル線の最後の秋に訪ねて・・・長野電鉄屋代線(11)車窓風景(須坂から松代間)&松代駅 その1 ホーム見学編(前半)。  


時刻は、午前11時・・・須坂駅には、約一時間の滞在であったが、
特急電車の全形式を見る事も出来たので、幸運と言える。
再び、屋代線に乗車して、朝の出発駅の松代駅に戻る事にしよう。
松代駅まで、約20分間の乗車になる。

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【乗車経路】◇→列車交換可能駅
須坂1105========1128松代◇
下り413列車屋代行き(←3532+352・23500系O2編成2両編成)
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須坂駅4番線ホームに、折り返し待ちをしている屋代行きO2編成・2両編成に乗車する。
昼前なので、乗客は少ないと思いきや、続々と乗客が乗り込んで来た。
発車直前には、40人近くにもなる。

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(須坂駅4番線ホームで、折り返しを待つ3500系O2編成と車内。)

発車前に行う、プレーキチェックの圧縮空気排気音が、床下から繰り返し聞こえてくる。
運転士の肉声の発車案内の後、篭ったルルル音の懐かしい私鉄風発車ベルが鳴り、
大きなガラガラ音と共に扉が閉まって、定刻の11時5分に発車。
須坂駅に別れを告げて、構内を徐行通過すると、スピードを上げて行く。

実は、屋代線沿線の風景は、住宅、果樹園や畑が混在する風景がずっと続き、
車窓の大きな変化があまりない。
線路も比較的平坦で、河川堤防・鉄橋に上がる前後と、
大室駅周辺の山際に緩く長い勾配区間がある感じだ。
須坂から松代間には、五つの主な河川鉄橋と、大室駅の前後にふたつの短いトンネルがある。

須坂駅を発車し、本線と別れて、屋代線に入る。



須坂から井上間の築堤を上がり、百々川「どどがわ」を渡る。
高低二種の側板のプレートガーター鉄橋が、二連架けられている。
屋代線と交差するこれらの川は、全て、千曲川に注ぐ支流で、本流は渡らない。
また、線路が山側に寄っている為、車窓から千曲川の川面は全然見えない。



須坂から松代間の列車交換可能駅は、綿内駅と信濃川田駅の二駅になっている。
井上駅、大室駅、金井山駅は全て棒線駅で、近代的な待合室のみの小さな無人駅になっている。
なお、若穂駅と大室駅は開通時開業駅ではなく、戦後に追加設置された駅だ。

電車は、パタパタと短尺レールの独特なジョイント音を鳴らし、車体をかなり揺らしながら走る。
速度は意外と早く、直線の平坦部では、時速70km近く出ている。


(井上から綿内間の田園町風景の中を快走。)

(昭和51年に追加設置された大室駅を発車。)

(大室駅南の独立した小山を、短いトンネルで潜る。)

長閑な北信州の田園町風景の中を軽快に走り、各駅に停車して行く。
金井山駅先の90度大カーブを曲がり、上信越自動車道の長野インターチェンジ横を過ぎると、
線路の左右に住宅が多くなってくる。
その中の緩やかな長い勾配を降った後、大きく右にカーブしながら、
スプリングポイントを越えると・・・松代駅2番線に到着する。

この電車の乗客の殆どが、松代観光の目的だった模様で、この駅で下車となる。
家族連れも多く、これからの観光を期待して、誰もが楽しそうな表情をしているのが印象的だ。
早朝会った駅長氏に、フリー乗車券を見せ、撮影の許可を取ろう。

IMGP7083.jpg

この松代駅は、屋代線を代表する途中主要駅で、有人駅になっている。
屋代線前身の河東鉄道河東線開通時の大正11年(1922年)6月開業、
屋代駅からは、5駅目、8.6km地点、所要時間約13分、
須坂駅からは、7駅目、15.8km地点、所要時間約23分である。
所在地は、千曲川東岸の長野市松代町松代字殿町(とのまち)、標高351mになる。



降りたホームの須坂方には、建植式駅名標と広告付き名所案内板が建っており、
コカ・コーラでなく、ペプシコーラの広告であるのも、面白い。
松代は旧城下町で、歴史観光名所が大変多く、屋代線沿線一の観光地になっている。




ホームは、北東・南西方向に配された二面三線、
島式ホーム一面二線と駅舎に隣接した単式ホーム一面一線の組み合わせである。
島式ホームは、駅外側から1・2番線となっており、
2番線が屋代方面行き、1番線は、初電と終電の当駅発着列車に使われている。

旅客上屋も開業当時の古い木造で、丁度、2両編成分の長さがある。
また、松代駅は、逆番線振り分け(※2)の上に、構内右側進行の特例駅である。
単線路線の列車交換駅では、通常、進行方向の左側の線路に進行するが、
須坂方からやって来た電車は、左側の駅舎側3番線ではなく、
右側の島式ホーム2番線に進行する。
稀に、タブレット受け渡しの名残で、この様に捻れる場合があるが、
松代駅はそうでは無いので、全国的に大変珍しい。

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旅客上屋の下を良く観察すると、古い木製番線標や広告付き方面案内、
ホーロー製の柱看板等があり、さり気なく良い小役に徹している。

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柱に取り付けられたタバコの吸殻入れが、こんなに低い位置に・・・
おそらく、ホームの嵩上げの為と考えられるが、異様に低い。
しかも、蓋や底は錆びて、抜け落ちている。



ホーム中央の古いベンチやゴミ入れも、ローカル線らしさを醸し出している。
「ごみ入」の手書き加減が、面白い。

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グーグルマップの線路部分は、廃線の為に削除されています。
駅の所在地は正しいので、参考程度として下さい。

車窓の写真は、全て、列車最後尾からの後方風景になります。

2016年1月13日再編集
2016年8月14日再編集(文体変更・文章追加・画像整理)

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category: 長野電鉄屋代線1日目 20話

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