hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【152】遠州湖北と国鉄遺産を訪ねて、再訪。・・・天竜浜名湖鉄道(55)東都筑駅  


知波田駅(ちばた-)から、自家用車に乗り換えて、
東名高速道路三ケ日インターに向かう帰り道の途中、東都筑駅にも寄ってみよう。
簡単に紹介したいと思う。



東都筑駅は、浜名湖佐久米駅(はまなこさくめ-)と都筑駅(つずき-)の間、
都筑大谷川下流左岸・市街地東端の国道362号線沿いの小さな無人駅である。
国道からは、小さな看板と小屋が見えるだけで、駅の感じがしない。

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(東都筑駅外観。)

この駅は、国鉄二俣線時代の昭和28年(1953年)に、仮乗降場として開業。
その2年後、寸座駅が新設開業した昭和30年(1955年)5月の同じ日に、
正式な駅として開業した格上駅である。
なお、国鉄時代の駅の中には、この様な格上駅も意外と多い。
起点の掛川駅からは29駅目、51.9km地点、所要時間は約1時間30分、
所在地は浜松市北区三ヶ日町都筑、標高12mの終日無人駅である。

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(ホーム待合室と記念駅名標。)

また、この駅には、ホーロー製柱駅名標はあるが、建植式は無い。
国鉄時代はあったそうなので、老朽化で撤去されたままになっている模様だ。
なお、木製の駅名標は、天浜線開業十周年記念で建てられたもので、これが代わりになっている。

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(ホーロー駅名標と52キロポスト。)

ホームは、緩くカーブした盛土の80m級・幅約2mの単式ホーム、
天竜二俣寄りに大きな52kmポストが置いてある。
天浜線唯一のブロック造りの待合室があり、車窓から見ても、とても印象に残る。

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(天竜二俣方からホーム全景。)

待合室は大きく、大小のふたつの部屋に分かれている。
西側は、古い木造ベンチが据え付けられている五畳位の待合室、
東側は、やや小さい部屋の機械室になっており、白い木製二枚引き戸が別々に付いている。

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建物の四隅は、鉄骨が立てられており、基本の支えになっている。
壁はブロックだが、出入口や窓枠は木製なので、そのアンバランス感が面白い。
また、屋根もフラットではなく、微傾斜が付いた寄棟屋根と庇が長めなのが特徴だ。

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(待合室内。)

窓の上には、横長の小窓がある。
ガラス面積が大きくて明るい事が、ブロック建ての暗い印象を覆している。

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(天竜二俣方から待合室。)

東側の天竜二俣方は、250m先に短いトンネルがあり、そのまま緩い登り坂を登って来る。
この駅も、その緩い勾配の途中にある。

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(天竜二俣方。)

西側の新所原方は、この先の県道橋下まで登りが続き、隣駅の都筑駅先まで、長い下り坂になる。
また、ホーム向かい側は土手の木立になっており、上には東名高速道路がある。

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(新所原方。)

最後に、この駅の最大の売りである・・・三ヶ日みかんトイレがある。
国道横にあり、車からも突然見えるので、大変驚く。
天浜線西側沿線の名物トイレのうち、最もインパクトが強いトイレだろう。

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(三ヶ日みかんトイレ。)

秋の斜陽は早く、少しばかり黄昏て来た。
駅前には、3-4台の駐車スペースとタクシーの営業所、喫茶店が並んでいる。

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まだ、陽も高いので、奥浜名湖の名所を観光しよう。



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2015年12月1日再編集
2016年7月28日再編集(文体変更・文章追加・画像整理)

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category: 天竜浜名湖鉄道再訪編 13話

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