hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【117】遠州湖北を訪ねて・・・天竜浜名湖鉄道(20)天竜二俣駅から、岩水寺駅へ&岩水寺駅。  


天竜二俣駅に戻り、レンタサイクルを返却する。
駅の並びにある地元コンビニで飲料水等を調達して、駅の待合室で少し待つ事にしよう。
今度の下り列車は、14時41分発・新所原行きになる。

発車数分前になり、改札の女性駅員氏の案内がある。
1日フリーパスを見せて、3番線の列車に乗り込み、三駅先の岩水寺駅まで行こう。

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(下り新所原方面の2・3番線ホームへ向かう。)



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【停車駅】◎→列車交換可能駅、★→登録有形文化財駅
天竜二俣1441◎★===二俣本町===西鹿島===1449岩水寺★
下り331列車・普通新所原行(TH2104・単行)
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二両編成の天竜二俣止まりの下り231列車が、隣の2番線に到着する。
大勢の乗客が乗り継ぎ、こちらは単行編成なので、30人位の乗客数になって、大変賑やかだ。
定時に発車となり、エンジンを轟かせながら、軽快に加速して行く。

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(天竜二俣駅を発車する。最後尾から撮影。)

二俣川橋梁を渡り、昼食時に立ち寄った二俣本町駅を発車する。

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(二俣本町駅を発車する。最後尾から撮影。)

盛り土部を走り、左カーブした後に鳥羽山下のトンネルを抜けて、築堤を少し上がると・・・
エンジン音と走行音を大反響させながら、天竜川橋梁を速いスピードで渡る。

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(天竜川橋梁を渡る。左の鹿島橋の方が上流方。最後尾から天竜二俣方を撮影。)

橋を渡り、左カーブしながら、25‰(パーミル)の短い急坂を下ると、西鹿島駅に到着する。
この西鹿島駅は、浜松と結んでいる遠州鉄道の有人管理駅になっていて、
単式一線の天浜線3番線ホームは、無人駅扱いになっている。
浜松に向かう乗り換え客が多い駅だが、この列車からは、数人の乗降のみだ。
遠州鉄道の乗降ホームと天浜線のホームの間は、遠州鉄道の電留線と検修区があり、
天浜線ホームからは、地下道で改札口と連絡している。

かつては、遠州鉄道と国鉄二俣線は線路が繋がっており、
天竜二俣駅や遠州森駅まで、遠州鉄道の気動車が、直通運転をしていた時期があった。
現在、天竜二俣駅までの直通運転の案もあるそうだが、遠州鉄道は電化路線の為、
西鹿島から天竜二俣間の電化工事が必要で、費用の問題で難しくなっているそうだ。

赤い電車を見ながら、西鹿島駅を発車する。
大きな右カーブをして、長い登り坂の鬱蒼と茂った雑木林の中を、真っ直ぐに走って行く。

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(西鹿島駅天浜線3番線ホームと遠州鉄道の車両。)
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(西鹿島駅から岩水寺駅間。雑木林の中を走る。)

14時49分、所要時間8分で、岩水寺駅に到着する。
自分を含めて3人下車し、直ぐに、列車は新所原方に発車して行く。

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(岩水寺駅で下車をする。)

この岩水寺駅は、旧国鉄二俣線が遠州森駅から金指駅(かなさし-)まで延伸開通し、
全線開通した昭和15年(1940年)6月開業の終日無人駅で、
起点の掛川駅から18駅目、30.3km地点、所要時間約1時間、
所在地は浜松市浜北区根堅、標高37mの終日無人駅である。

現在は、単式一線のホームに木造旅客上屋のみだが、
かつては、遠江一宮駅の駅舎を小さくした様な小型駅舎があったそうだ。
このホームと旅客上屋は、開業当時のもので、国登録有形文化財になっている。

新所原寄りから、東の天竜二俣方とホーム全景を眺めると、
旅客上屋は、一列に並んだ柱が五本あり、古レールを使用して補強をされている。
上部は、天竜二俣駅とは違うY字の変形トラス構造になっており、
横のトタン壁は、平成3年(1991年)に増設されたそうで、元々は、吹き晒し構造だったとの事。
なお、向こうの大きな高架橋は、建設中の新東名高速道路になる。

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(岩水寺ホームと旅客上屋。)
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(柱は古レールで挟み込んで、補強してある。)
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(複雑で特徴的な梁構造。屋根は、波型トタンの直葺きである。)

国鉄二俣線時代の昭和50年代中頃までは、木造駅舎があったそうで、
有人駅として、貨物や鉄道小荷物の扱いもあった。
昭和45年(1970年)に無人化した際に、鉄道小荷物は同時廃止され、
三年後の昭和48年(1973年)に駅発着の貨物取扱も中止されたそうで、
かつては、このホーム南側に貨物側線があったそうだ。

◆国登録有形文化財リスト「天竜浜名湖鉄道岩水寺駅待合所及びプラットホーム」◆
所在地静岡県浜町市浜北区根樫字横町1730-2
登録日平成23年(2011年)1月26日
登録番号22-0159
年代昭和15年(1940年)3月建築、平成3年(1991年)改修。
構造形式待合所(木造平屋建、スレート葺、建築面積20㎡)、
プラットホーム(コンクリート造、延長92m)。
特記東西に延びる92m長の島式プラットホーム。
西寄りに建つ待合所は、桁行10mの規模で、独立柱をたて、
変形トラス屋根を支持し、北半に外壁をまわす。
独立柱による特徴的な屋根構造である。
※文化庁公式HPから抜粋、編集。

天竜二俣方も、新所原方も、構内進入部の線路が不自然にカーブし、
北側の住宅側にスペースがある事や、旅客上屋も片勾配屋根ではないので、
一面二線の島式ホームの列車交換可能駅だったと思われる。
また、天竜二俣方には、ポイントは外されているが、レールの一部が残されている。

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(線路跡と思われるスペースは、自転車置場になっている。)

駅前に行ってみよう。
駅らしく無く、屋根しか見えないので、まるでバスの乗降場の様だ。
木造駅舎が残っていれば、本当に良かったのだが・・・・。

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(駅前からの岩水寺駅。)

また、駅名の通り、地元の有名古刹である岩水寺の最寄り駅になっている。
なお、遠州鉄道にも、遠州岩水寺駅がありますが、寺からはかなり離れている。
大雑把な感じの観光地図看板があり、駅から突き当たりの道路を右折、暫く行って左折・・・
古刹なので近くに行けば案内板があるだろう。とりあえず行ってみる事にする。

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(駅前の観光案内地図。)



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2016年1月6日再編集
2016年7月20日再編集(文体変更・文章追加・画像整理)

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category: 天竜浜名湖鉄道1日目 23話

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