hmdの鐵たびブログ ローカル線の旅

のんびりローカル線の鉄道旅を、写真を中心に「見る紀行文」で長期連載しています。

【104】遠州湖北と国鉄遺産を訪ねて・・・天竜浜名湖鉄道(7)車窓編 細谷駅から、遠州森駅へ。  


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【停車駅】◎印は列車交換可能駅、★は国登録有形文化財駅
細谷===原谷◎★===原田===戸綿===0920遠州森◎★
下り117列車・普通新所原行(TH2102・単行)
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細谷駅を発車すると、次の原谷駅(はらのや-)まで、2km近い直線区間が続く。
列車は時速80km近くのスピードになり、ローカル線らしくない速度に驚く。

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(TH2100形の車内。)

遙か遠くには、南アルプスの高い峰々も見え、気持ちの良い景色になっている。
線路の左手向こうには、原野谷川が流れており、この一帯は田圃が広がっており、
夏から秋は、素晴らしい田園風景が見渡せるだろう。

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(進行方向の遠く正面には、秋葉山がある。)

そして、列車交換駅である原谷駅に到着する。
この駅の駅舎も桜木駅と同様に、国登録有形文化財になっている。

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(原谷駅。)



この原谷駅からは、小さな峠のある山間部に入る。
スプリングポイントを越えると、18‰の登り急勾配が始まり、
時速40km制限となって、盛り土部の左急カーブの後に原野谷川を渡る。
この鉄橋も、開通当時に架橋されたもので、国登録有形文化財になっている。

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(原谷駅を発車すると、盛り土の勾配を登る。その先に、原野谷川橋梁がある。)
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(国登録有形文化財である、原野谷川橋梁を渡る。)

◆国登録有形文化財リスト「天竜浜名湖鉄道原野谷川橋梁」◆
所在地静岡県掛川市本郷地先(掛川市本郷2154、掛川市幡鎌138-3)
登録日平成23年(2011年)1月26日
登録番号22-0172
年代昭和10年(1935年)。
六連のうち、二連は日本橋梁製(昭和9年製造)、
四連は八幡製鉄所製鉄板使用の横河橋梁製(昭和9年製造)。
構造形式原野谷川橋梁(鋼製6連桁橋、橋長105m、橋台及び橋脚付)
特記原谷駅先の原野谷川に架かる橋長105メートル、単線仕様の鋼製六連桁橋で、
鋼製桁には上路式のプレートガーダーを用いる。
鉄筋コンクリート造の橋脚五基を据える。
※文化庁公式HPから抜粋、編集。

原野谷川鉄橋を渡り切ると、右カーブをして、木々が生い茂った中の切り通しとなり、
原谷駅から大きく逆S字を描く様に登坂して行く。
そして、逆S字カーブの頂点部の土手上にある、原田駅に停車する。

この原田駅は、県道交差点と小さな集落に面した小さな単式一線の無人駅で、
第三セクター化後の昭和63年(1988年)3月開業している。
建設中の第二東名高速道路が完成すると、この付近が、天浜線との交差地点になるそうだ。
また、この付近の原野谷川では、ホタルの鑑賞も出来るとの事。

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(逆S字カーブの頂点にある原田駅は、勾配の途中にある。)

原田駅の先は、標高差は約30m程度だが、南アルプス末端の稜線を越える区間になる。
豪快にエンジンが唸り、エンジンも苦しい感じだ。
それでも、国鉄時代の気動車よりは軽快で、横の県道を走るトラック並の速さはある。

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(板ヶ谷と言う小谷を登る。左手には、小さな田圃と集落がある。)
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(ピークにある短いトンネル。)

息を切らした様なエンジン音と共に県道の下を交差した後、
短いトンネルを抜けると、今度は、下り25‰の急坂でエンジンは大人しくなり、
県道から離れた緑の多い山の中を、軽快に下って行く。

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(トンネルからの下り急勾配。)

太田川に近づくと、再び、緩やかな登り坂に変わり、川の畔にある戸綿駅(とわた-)に到着。
駅の北端に鉄橋が掛かる盛り土部にあり、道路からの高低差もかなりある為、
二箇所の踊り場のある長い階段がホームに付いている。
近くには、ふたつの高校があるらしく、男子高校生が二人下車する。

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(戸綿駅。高台にあるので、周囲の見晴らしは良い。)

タイフォンを鳴らして、戸綿駅を発車。
国鉄二俣線が最初に開業した当時の最長鉄橋だった太田川鉄橋を、
ガラガラとエンジン音を大反響させながら渡る。
この鉄橋も、国登録有形文化財に指定されている。

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(太田川橋梁。192mの長さがある。対岸には、遠州森の町並みが見える。)

◆国登録有形文化財リスト「天竜浜名湖鉄道太田川橋梁」◆
所在地静岡県周智郡森町森地先(静岡県周智郡森町睦実1677-4、森町森621-5)
登録日平成23年(2011年)1月26日
登録番号22-0171
年代昭和10年(1935年)、河川部は日本橋梁製(昭和9年製造)、
道路部は川崎車両製(昭和8年製造)。
構造形式太田川橋梁(鋼製12連桁橋、橋長192m、橋台及び橋脚付)
特記遠州森駅の400m東に位置し、太田川に架かる。
橋長192m、単線仕様の鋼製十二連桁橋で、全体で緩やかな曲線を描く。
鋼製桁はプレートガーダーで、信州街道に架かる東端のみ下路式とし、
他は上路式とする。当初開通時における最長の橋梁。
緩やかに左にカーブしているのが特徴。
※文化庁公式HPから抜粋、編集。

直角に近く左カーブをし、南西に進路を変えると、広い構内がある遠州森駅に進入する。
列車は減速し、島式ホームの下り2番線ホームに、ゆっくりと滑り込む。
時刻は9時20分、この駅で途中下車しよう。
上り118列車・掛川行き単行TH2113と、列車交換の様だ。

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(遠州森駅に進入する。構内はとても広い。)
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(掛川駅から最初の有人の主要駅になり、列車交換をする事も多い。)



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※画像は、上り列車114列車・掛川行きの最後尾から、天竜二俣方を撮影。

2016年1月3日再編集
2016年7月13日再編集(文体変更・文章追加・画像整理)

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category: 天竜浜名湖鉄道1日目 23話

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